ホットスポット 最後の楽園 第2回「ブラジル・セラード 光る大地の謎」 [第2回「ブラジル・セラード 光る大地の謎」]

ホットスポット 最後の楽園 第2回「ブラジル・セラード 光る大地の謎」

放送されましたね!

今回も「福山雅治」さんが旅人として登場しました

舞台は「ブラジル・セラード(Brasil・Cerrado)」


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広大な草原に聳え立つ無数の土の塊
いったい誰がこんなものを作ったのか?

この土の塊が年に一度緑色の光を放ち
始めるのは何故か?

向かったのは、ブラジル内陸部リオデジャネイロから

1200キロ離れた「エマス国立公園」

気温は30度を超え、乾燥しているそうです。

「エマス国立公園」は世界遺産にも登録されていて、
貴重な自然の宝庫です。

草原の無数の土の塊はすべて蟻塚です。

蟻塚の内部はいくつもの小部屋が通路で繋がれ、
迷路のようになっています。

そこを動き回るのは「シロアリ」です。

「シロアリ」は直射日光や乾燥から体を
守る殻がありません。

そのため塚を造りその中で暮らしています。

この塚は草原で重要な役割をしています。


「ブラジル・セラード」は200万平方キロメートル
日本の5倍の広さの大草原です。

「セラード」とはポルトガル語で閉ざされた
という意味だそうです。

極端に乾燥した気候で、生きものを寄せ付けない
不毛の大地と考えられてきました。

4月~9月までの半年間はまったく雨が降らないため、
大きな木も育ちません。

しかし近年セラードは独自の生態系がある場所として
世界的に注目されています。

そのシンボルが蟻塚です。

蟻塚とともに生きる生きものたち

「ムツオビアルマジロ」



アルマジロの甲羅は体の毛が変化したものです。

アルマジロは蟻塚の回りを堀、
シロアリを食べます。

アナホリフクロウ



蟻塚が止まり木の変わりになっており、
狩の見張り台としも使われています。

またアルマジロが掘った穴を巣として利用しています。

アリツカゲラ



大きな木がないため、塚に穴を開け
子育ての場所(巣)として利用しています。

オオアリクイ



アリやシロアリを主食としています。
(1日3万匹)
オオアリクイが1つの蟻塚で食べるのは長くても
2分ほど、1つの蟻塚のダメージを少なくすることで、

シロアリが全滅するのを防いでいるようです。


夜の草原では日光の下では活動できない
シロアリが外に出て一斉に草を食べます。

セラードではシロアリ以外に草を大量に
消費する生きものはいません。

なぜ他の大陸にいる草食動物がいないのでしょうか?


1億8000万年前

1つだったゴンドワナ大陸が分裂し
南米は孤立した大陸になりました。

哺乳類の祖先が生まれたのと同じ頃です。

南米にもかつては様々な種類の哺乳類がいました。

南米特有の草食動物は南蹄類と呼ばれています。

当時の捕食者は体調3メートル、
飛べない鳥「フォルスラコス」です。

さらに巨大アルマジロ(グリプトドン)、
巨大ナマケモノ(メガテリウム)
などもいました。

このような多くの草食動物たちの多くは、
1万年ほど前に姿を消してしまいました。

数百年前から現在まで、地球の気温は
温かくなったり寒くなったりを繰り返しました。

温かくなると雨が降り草原だった場所に
森が広がります。

草原で草を食べていた草食動物は森の生活に
適応できず、数を減らしました。

さらに今から300万年前地殻が隆起して、
北米と南米が陸続きとなり、

北米から、ジャガーやサーベルダイガー、
人間が南米大陸にやってきました。

そしてわずかに生き残っていた草食動物を
絶滅へとおいやりました。

こうした時代を絶え生き延びてきたのが
シロアリです。

草食動物が絶滅した草原で、
シロアリは食料である草をほぼ独占し、

からっぽになった草原に蟻塚を造っていきました。


ここまでが第2回

「ブラジル・セラード 光る大地の謎」前半です。

オオアリクイの話などを挟み、
本題の光る大地の謎に入るのですが、

今日は遅くなってしまったので、
ここまでにしておきます。


前回(第1回)のまとめもまだですが....



ホットスポット 最後の楽園 第1回「マダガスカル 太古の生命が宿る島」
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